月夜の猫

私の大好きな事や日常の気になる事など …私の色々を書いたブログです。

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道徳授業

小学校、今年最後の道徳授業に行ってきました。
子供達が道徳の授業をしてる所を見に行くのですが、
すっかりすっ飛ばして体育館で行われてた講演会を
聞いてきました。

その先生曰く…
『社会の中に子供達がいる。』

私からしてみれば当たり前の事ですが、
ついつい我が子可愛さに温室育ちにしてしまい、
何でもしてしまう親御さんが多いようです。

●温室育ちにしない。
●社会でひとり立ち出来るようにする。
●社会で許されない事は学校でも家庭でも許さない。
●自分で何かする力
●家庭と社会の温度の差をつけない。
●何が出来て何が出来ないのか…適応力をつける。

客観的に見ればわかる事ばかりですが、
必死に子育てしてる方には分からなくなってしまう事
ばかりの様な気がしました。

勉強のように数値で現れる力と
優しさや道徳心など数値で現れない力があります。

世の中、目に見えない事の方が大事な事が沢山あります。
動物として、人間として、バランスを図り、力をあわせる達成感や
協力、協調する力を身につけ、危険を知り、身につけて、
直感や身の危険の察知などを教えて、立派に巣立ちさせる事が
親の務めだと思います。

そうは言ってても親も子供と一緒に成長していくので、なかなか
上手くいかず失敗もしてしまうと思うし、思い通りにはいかない事の
方が多いと思いますが、この気持ちだけは忘れてはいけないと
改めて気づかされました。

家庭でしか出来ないこと・・・子育てを味わって楽しむ気持ち
これを忘れたら子育てなんて次から次へと問題が山積みになり
親が息苦しくなり、辛くなる一方。

過去は変わらないんだから、未来のために頑張っていろんな種を
撒いてあげ、悪いところよりも『良いところ』を伸ばす。
これに尽きるそうです。

●冒険心や、探究心を育てて、沢山の経験をさせてあげる、
いろんなものに出会わせて、感性を伸ばしてあげる。
●自然の大切さを知るには自然を見せて感じさせてあげる。
●今だから出来る事、今だから感じさせる、良質な刺激をあげる。

大人になったら忘れてしまうような事を子供の頃から体験させてあげると
子供はスポンジのように色んな事を吸収して、学んでいく。
子供時代ってとっても大切なんですよね・・・。

京都のあるお寺の『親の心得』を教えてくださりました。

○赤子は肌を離すな
○幼児は手を離すな
○少年は目を離すな
○青年は心を離すな

いい言葉です☆

子供に余り肥料を与えすぎず、子供の自立を阻止しない。
子供は繰り返して学ぶので大切な事は妥協しない。

子供にどこまで寄り添い、どこを目指して子育てをするか。
自転車の乗り方の様に子供が漕ぐ自転車に手を添えて走らせやすく
補ってあげるのが正しい親のあり方だとおっしゃってました。

昔の親ならきっと当たり前のように出来てたこの事が、
今は平和で裕福なので子供に沢山手をかけてあげられる世の中。
甘えさせようと思えば沢山させて上げられる世の中。
だけど子供の頃からすべて楽をして生きていったら、大変なことが
おきた時に自分ひとりでは何も解決出来ない大人になってしまう。

問題を受け止める力・自分で考える力・解決する力
子供の人生は子供だけのもの。

親がどうすることも出来ない世界なので、自分で何でも出来る力を
持たせてあげるのが子供にとっての一番の幸せではないかと思います。

親はただ、手をかけるのではなく、声をかけて問題をサポートし、
子供と沢山話をして、正解に歩んでいけるように未来を一緒に考える。
主役はあくまでも自分なのだから、とりあえずは間違ってても何でも
自分でやってみて、経験してみないと子供は納得しない。

子供もひとりの人間だから、教えたとおりにはならない、
ぶつかる事も沢山あると思う。

だからこそ、子育ては迷いが沢山あり、ひとりではキツイ
親は何でも一人で抱え込まずに孤立せずにいるように心がけましょう。
・・・と、おっしゃってました。

まぁ・・・そうは言ってもなかなか大変で抱え込んでしまったり、
誰にも弱みを見せれなかったりするのですが、愚痴でも何でも
聞いてくれる人やストレスを発散できる場所を作るのはとっても
大切なことかもしれません。

子供の人生も大切だけど、子育て中の親の人生も大切です。
お互い仲良く暮らしていける環境を作っていけたら幸せなのかも
しれませんね。

とっても深いお話を聞くことが出来ました、いろいろと考えさせられました
貴重な時間をありがとうございました☆